三浦九段の出場停止処分について(6)

 

また新たな動きがあった。

羽生善治三冠のコメントが発表されたのだ。

これは発言者が発言者であり、内容も既報と異なり看過できない。

 

news.livedoor.com

 

本日発売の『週刊文春』(2016年10月27日)の見出しに羽生三冠の名がある。

見出しと記事の冒頭に「灰色に近い黒」という羽生のメールが紹介されていた。

 

これに対し、妻・羽生理恵のTwitter(@mau28310351)がコメントした。

写真が添付されており、羽生善治本人のコメントのようだ。

 

なおlivedoorニュースは、羽生のいう「一部報道」の意味を理解していない。

しかし、これは先の『週刊文春』を指している。

また、同ニュースは羽生を九段と書くが、三冠の方が適当だろう。

 

さて、まず羽生は、文春に引用されたメールが自身によるものと認めた。

ただし、白黒の証明は難しいとの見解をそこに付け加えた。

さらに、疑わしきは罰せずが大原則と述べ、締めくくっている。

 

詳しくは、Twitterまたはlivedoorニュースを参照してほしい。

 

今回のポイントは、羽生は中庸であるということだ。

疑ってはいるが、連盟の対応については丸山九段同様、疑問視している。

正確には、疑問視するのが普通だという常識を理解していることが分かる。

 

ただ、このコメントでよく分からないのが「大原則」の先の部分。

疑わしきは罰せずが「大原則」だから、日本将棋連盟の対応は間違っている。

疑わしきは罰せずが「大原則」だが、日本将棋連盟の対応は例外的に正しい。

 

どちらなのだろう??

 

さらにその先もよく分からない。

 

今回の「処分」について、トップ棋士同士の意見は一致しているのか。

それとも、「処分」について、トップ棋士同士で意見が割れているのか。

 

局面、つまり将棋の内容についての見解が一致することは分かった。

処分について、この秘密会談でどういう意見になったのかが分からない。

 

今回の羽生発言は、トップ棋士間での役割分担なのか。

それとも、トップ棋士同士での足並みの不揃いなのか。

 

羽生と同じ考えのトップ棋士はどのくらいいるのか。

そして、日本将棋連盟と同じ考えのトップ棋士はどのくらいいるのか。

 

今後の議論の焦点は、白黒の判定より、「処分」に移るのではないか。

 

「竜王戦に挑戦させないことと、年内の出場を停止すること。」

・この処分が棋士的に妥当なのか、軽いのか、重いのか。

・そして、それが法的に妥当なのか、軽いのか、重いのか。

・さらには、追加措置として、永久処分にするのか、しないのか。

・会長は辞任するのか、しないのか。

・辞任するなら、次は誰がやるのか。

・今後の対局環境や対局ルールの整備をどう進めるのか。